2018.07.21 04:00或る美しい夜の記憶◆蟲喰い公演「ドグマンダラ」の風景より◆村はずれの屋敷。 そこには、『現人神』として育てられる三人の少女と、一人の不能の絵仏師の男がくらしている。いずれ火の神に嫁ぐ運命の、うら若き乙女たちは、それぞれが、生まれながらの不具であった。十五を迎える明くる年、火口へ身を投じることとなっている。ー或る夜ー傀儡子が、人目を忍び、彼女らの屋敷へ訪れる...
2018.07.21 04:00君待雪花(きみまちせつか)◆旗投げ公演「どんどろ」の風景より◆ーどんど村 村祭りの直前ー村は、六年に一度の村祭りに向けてせわしない。祭りの日には、火を目印に、旅に出ている愛するものたちが皆かえってくるのだ。此岸のものも彼岸のものも、皆。そんな中、ひとりの青年が、白昼に夢を見ている。彼がまだ、少年といえる年の頃の記憶。ーおんころころ おんこころー子守唄の旋律を奏でる...
2018.07.21 04:00八千代の隠恋慕ジンジャーエール◆旗の穴企画「吟遊演舞/オロチ」ー太陽の章ーの風景より◆人が創った秩序に守られ、せかいが廻っている時代。三人の少女が「かみさま」の存在を知ることとなったのは、ほんの些細な必然で。ー遥か未来のせかいのおわりー「迷路みたいな八つの道の奥にはむかしむかしの工場のような研究所のような場所があって」「そこはぼくらのひみつのとっておきの遊び場だった」...
2018.07.21 04:00朱夏粋興祭ー女将より ご挨拶ークソあっつい炎天の中、ようこそお越しくださいました!巷では、多くのこどもたちの夏休みがはじまる今日この頃。決して広くないこの部屋は、日常と非日常の境界、秘密の隠れ家。今日はひねもす、ヤンヤヤンヤとお祭りです。呑んで笑って遊んで行って下さいませ!さて皆さまもご存知の通り、夏とは本来、白いものでございます。あらゆることばを...
2018.07.21 04:00モルフィンの夢色サイダー◆旗刈り公演「モルフィンの伽唄」の風景より◆ー未来のいつか と或る退廃都市ー文明や技術はある時点から、発展を遂げることを止めてしまった。ゆっくりと、衰退と荒廃、そして堕落を進めてゆくせかい。倉庫のような雰囲気の、がらんとした空間。そこには黙して、多くのガラクタの気配が積み重なる。その中で明確に視線を惹きつける真っ赤なテント小屋。非日常を内...
2018.07.21 04:00カジツのときめきスムージー◆旗揚げ/旗織り公演「少女カジツ」の風景より◆どこからか、過日といまとを繋ぐ歌声がきこえる。ー朝は焼け 昼は燃え誰そ彼の記憶握りしめ乳のみ児は 眠る眠る言花散りて 夢みのり蜜に浸した うそまこと再結晶を待つ血潮 少女の素肌尚白くー闇の中に知恵の実を齧る音が響く。―過日 保健室― 空間が輪郭を取り戻すと、保健室の様相。学生服の男女が林檎を手...
2018.07.07 05:34◇お願いと約束ごと◇【撮影フリー!拡散大大大歓迎★】お祭りは終始、ふぉとじぇにっくな瞬間でいっぱい!目にもおいしいドリンクやお料理はもちろん、今回"パフォーマンスも撮影歓迎"です!!※演目や他のお客さまのご迷惑にならないようにだけ、ご配慮ください(>_<)!SNSなどを通して、いっしょにお祭りを盛り上げてくれたらうれしいです!その際、#朱夏粋興祭...