2018.07.30 12:35朱夏粋興祭閉幕ご挨拶大変遅ればせながら……朱夏粋興祭、ご参加下さった皆々サマ、誠に誠に有難うございます!一日女将をつとめました、ノミヤと申します。飲み屋のノミヤと憶えてくださいませ。都会の隠れ家のような場所でひねもす、粋と興とをうたった、ちょっと阿呆な真夏の宴。お蔭様で、!!!満員御礼・大盛況!!!正直、決算書も真っ赤に染まる覚悟での金額設定でしたが、どうに...
2018.07.29 01:00かねこ しょういち作品イメージ詩「独奏/マシューのために」はじめに云っておく。この表題は適切ではない。この音楽は、なまえだけ持ってあっという間にいってしまったあのこ、のためだけに贈れないし、決して、ひとりでは演奏できやしない。(但し"無題"と銘打つよりいくらか誠実であるとは思う、)ところで。あなたは、今どこに居るだろう。砂漠の真ん中、大海原の果て、フランス...
2018.07.29 00:55瀧澤 綾音作品イメージ詩「贈り火」そのひとは、わたしの、宇宙一の味方でした。そのひとの記憶の中で、わたしはいつだって、とっておきの花で、星でした。柔らかいてのひら。よく干されたお日さまの匂いのふとん。いっしょに食べたおむすびや、すこし塩辛いからあげ。憶えていること、いないこと。貰ったぜんぶ、いまも、この身体の細胞ひとつひとつが識っていて。このせかい...
2018.07.29 00:50津田 修平(Ammo)作品イメージ詩「そのひと息がこびりつくから、」■にこの本をひとりの大人に捧げることを、幼かった頃のわたしには赦して欲しい。なにしろちゃんとした理由がある。その大人というのは、この世で唯ひとりの、わたしの■■という存在なのだ。他にももっと訳がある。きみが良く知る通り、あのひとは、大人の癖に、何ひとつ大事なことはわかってくれない。喩え自分のこ...
2018.07.29 00:45野﨑 翔作品イメージ詩「カメラを、止める。」くるくるぐるぐる。星は球体なのだから、一本道の方が迷路らしい。星は自転してるから、立ち止まっていても目が廻る。そんなの誰のせいでもない。仕方無いこと。仕様の無いこと。ところで皆様ご存知の通り、間もなくせかいは全自動。ところが彼は飽きもせず、追いつくために必死の模様。くだらない。つまらない。とるにたりない...
2018.07.29 00:40万里紗作品イメージ詩「Pilgrim Daughters」(※和訳:巡礼流児)其の街と地続きの部屋。誰そ彼の残り香が、亡霊のように漂う空間。勇敢にも掲げられたのは、と或る等身大の御伽噺。ただ一輪のバラを灯に、"彼女たち"は、記憶を巡る旅に出る。羊水の宇宙を渡り、幾億の時を流転して、やがて未来を想い出せるまで。選ばれなかった記憶まで喰らって、羊は...
2018.07.29 00:35三方 美由起作品イメージ詩「ムスビト」楽園と呼ぶには、匣庭と云うには、失われつづける場所。荒野と呼ぶにも、砂漠と云うにも、すくわれ過ぎた場所。護られた、星の外殻の内、ありふれたいきものひとつ。語り合うため憶えたことばで、騙りはじめたのはいつからか。荒天吉日。然しこれは脱出では無い。日常も劇場も、痛みを伴う破戒に巻き込んで。禍も祝も総てが賜と思い識った...
2018.07.28 15:00キャスト・作品紹介第16回本公演シックスペース雨宿り公演『星の王子さま―或る若者の肖像―』原作 サン=テグジュペリ構成・総合演出 野宮 有姫2018年10月4日(木)~8日(月・祝)於 KISHURYURI THEATER
2018.07.21 04:00或る美しい夜の記憶◆蟲喰い公演「ドグマンダラ」の風景より◆村はずれの屋敷。 そこには、『現人神』として育てられる三人の少女と、一人の不能の絵仏師の男がくらしている。いずれ火の神に嫁ぐ運命の、うら若き乙女たちは、それぞれが、生まれながらの不具であった。十五を迎える明くる年、火口へ身を投じることとなっている。ー或る夜ー傀儡子が、人目を忍び、彼女らの屋敷へ訪れる...
2018.07.21 04:00君待雪花(きみまちせつか)◆旗投げ公演「どんどろ」の風景より◆ーどんど村 村祭りの直前ー村は、六年に一度の村祭りに向けてせわしない。祭りの日には、火を目印に、旅に出ている愛するものたちが皆かえってくるのだ。此岸のものも彼岸のものも、皆。そんな中、ひとりの青年が、白昼に夢を見ている。彼がまだ、少年といえる年の頃の記憶。ーおんころころ おんこころー子守唄の旋律を奏でる...
2018.07.21 04:00八千代の隠恋慕ジンジャーエール◆旗の穴企画「吟遊演舞/オロチ」ー太陽の章ーの風景より◆人が創った秩序に守られ、せかいが廻っている時代。三人の少女が「かみさま」の存在を知ることとなったのは、ほんの些細な必然で。ー遥か未来のせかいのおわりー「迷路みたいな八つの道の奥にはむかしむかしの工場のような研究所のような場所があって」「そこはぼくらのひみつのとっておきの遊び場だった」...
2018.07.21 04:00朱夏粋興祭ー女将より ご挨拶ークソあっつい炎天の中、ようこそお越しくださいました!巷では、多くのこどもたちの夏休みがはじまる今日この頃。決して広くないこの部屋は、日常と非日常の境界、秘密の隠れ家。今日はひねもす、ヤンヤヤンヤとお祭りです。呑んで笑って遊んで行って下さいませ!さて皆さまもご存知の通り、夏とは本来、白いものでございます。あらゆることばを...