瀧澤 綾音
作品イメージ詩
「贈り火」
そのひとは、わたしの、宇宙一の味方でした。
そのひとの記憶の中で、わたしはいつだって、とっておきの花で、星でした。
柔らかいてのひら。よく干されたお日さまの匂いのふとん。いっしょに食べたおむすびや、すこし塩辛いからあげ。憶えていること、いないこと。
貰ったぜんぶ、いまも、この身体の細胞ひとつひとつが識っていて。このせかいの粒子になって、わたしを抱きしめてくれるけれど。
地つづきのせかいに、そのひとが居ないいま、ちょっとだけ心細いです。
あなたの、だれかの、宇宙一の味方になるには、まだまだ足りないわたしです。
それでも、今日ここで、渡したいものがあります。
そのひとから、たくさんたくさん、貰ったことです。
ありふれたすべてへ、
ありったけに、
あふれてやまない。
ありがちなことばだけれど、
ただそれだけ、
受け取ってもらえたらうれしいです。
たったいま、
あなたへ。
(作:野宮有姫)
【瀧澤綾音 応援予約フォーム】
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※出演回:6日14:05~、7日19:05~、8日18:05~
Cast Plofile
*活動履歴*
新潟生まれ。
生まれつきの心臓病、3歳のとき完治以来 外をかけずりまわり過ごす。
2003年~2010年 新潟市民芸術文化会館の子供劇団に所属。
震災頃 ひきこもり、写真や絵 言葉を連ねる日々を送る。旅にもいく。
2016年 文学座附属演劇研究所 本科 修了、2017年 美学校 実作講座 演劇似て非なるもの 修了。他、バストリオ エモーショナル参加など。
最寄りの商店街内の文房具屋とパン屋で働いている、ヨガの勉強中。
*星の王子さまの好きな登場人物*
好きな登場人物とのことですが、、なんだか答えられません。でも星の王子様の本のなかであったこと大切に覚えていたいなと思ってます、読み重ねて さらに大切にしたい。
*一言挨拶*
大切なものは目には見えない。みなさまと一緒に美しきものにふれていけたらと思っています。
澄んだ心の目を忘れずに、ひとつひとつていねいにつくっていきます。
会場でお会いできるのを楽しみにしてます。
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