2017.04.18 15:00旗織り公演『少女カジツ』2017年4月19~23日於:シアター・バビロンの流れのほとりにてシックスペースの処女作。過去の作品中唯一の、純然たる『恋愛もの』でもある。高校の保健室を舞台に、日常的でリアルな会話劇と、文学性溢れる非日常が交錯する世界観の中で、少女の成長を描く。
2016.01.20 15:00ユメプラン二度寝『グッバイオーマイゴッド』2016年1月21~24日於:明石スタジオせかいがまだこどもだったころ、ゆびきりしたひみつのやくそく。おもいだせたらもういちど、ユメのつづきをはじめよう。あなたと創る、エンドロール。
2015.11.11 15:00旗めき企画vol.3『リリンの園』2015年11月12~15日於:pit北/区域花果の木に花笑い夜露に甘く灯る火よ罪なき罪を積み重ね実りの冬ぞ今に来む梟の瞳に照らされて闇の随意に躍る児ら咎刻々と研ぎ澄ましとめどなき星頂かむ魔女は云う、空の空総ての殊は、空の空
2015.09.17 15:00旗めき企画vol.2『断末魔』2015年9月18~20日於:絵空箱どこからか聞こえるそのこえを、ずっと、どうにか愛そうと試みてきた。それがどんなに耳障りで不愉快でも、ぼくはずぅっと、どうにかして愛そうと試みてきた。鞄の底でサイダーがはじけた日も、こじらせた熱のせいで味覚が残らず消えた日も、灰溜まりの部屋で冷房のリモコンを失くしてしまった日でさえも。ぼくは決して試みるこ...
2015.07.02 15:00旗めき企画vol.1『煙管』原題:「男娼と教徒」2015年7月3~5日於:新宿眼科画廊作品イメージ―燻らす煙の何ぞ旨きか。 錯覚だ、錯覚だ。 こんなものは毒に過ぎぬ。肺に充ちる苦味。染み付いた匂いは存外甘く、息を止めても脈は打つ。焦がし合う二人の青年の頭上で、鳶が一羽、円を描いた。シックスペースが贈る、音楽×絵画×身体の、文学的アートセッション。
2015.03.17 15:00旗刈り公演『モルフィンの伽唄』2015年3月18日~22日於:荻窪小劇場あらすじそれは、聖母の子守唄よりやさしく、天使のハミングより透明で、道化の口笛より愉快な旋律。壊れたせかいの果ての果ての果てで、誰も知らない音楽が泣いている。この上なくしあわせそうなその音は、「ごめんね、」と繰り返していた。
2014.03.11 15:00旗埋め公演『ダンデ』2014年3月21日~16日於:戸野廣浩司記念劇場作品説明あれから五年。過ぎゆく日に憧れて、誤魔化すように還した煙は、余りに容易く空を掴んでしまう。其の色を喩えるならば、あのこの喉が鳴らした覚えたての唄のようだった。移ろうものは総て自然で、変わらないことの方が余程かなしい。懐かしむべきことが何もないのだ。忘れられなければ、思い出せないから...
2013.08.20 15:00旗破り公演『パンドランド』2013年8月21日~25日於:pit北/区域あらすじ「賢いひとになりますように」「強いひとになりますように」「美しいひとになりますように」「優しいひとになりますように」「明るいひとになりますように」(どうか、愛し愛されるひとになりますように、)…………匣の中には、楽園がありました。つめこまれたものが祝福だったのか災厄だったのか、いまでは...
2013.02.28 15:00旗投げ公演『どんどろ』2013年3月1日~3日於:参宮橋 TRANCE MISSIONあらすじいつかの時代の迷い道、旅人は美しい唄を聞く。森から響くその唄は、総ての眠りのための子守唄のようだった。ーおんころころおんこころなんまんはらみたはらみたよー森は村人にとって特別な場所だった。どんどの森は先祖の魂の眠る場所。村に生まれた者は皆何れ森へ還る。聖なる森に生ある...